海外旅行に行く際、ガイドブックの情報だけでは不十分、または情報が古い場合が多いです。現地の公式なwebの情報を確認したほうが安全です。
本記事では、現地のweb情報の確認する際のポイントをまとめます。また、例としてドイツのノイシュヴァンシュタイン城に行く場合の事前調査の方法をとりあげます。
海外渡航の事前調査の情報源
海外渡航の事前調査の情報源としては、ガイドブック、外務省の情報、旅行会社のwebサイト、個人の旅行記やSNSなどがあります。
これらはもちろん有用です。特に外務省の海外危険情報のページは必ず確認しなければなりません。
上記の他に重要な情報として見落としがちなのが、訪問先のwebの情報です。
たいていの場合、英語で書かれてあるため、見て見ぬふりをしてませんか。
具体的には、訪問先の国、都市、施設の公式サイトの情報です。また、現地の旅行会社が提供する情報も必要に応じて参考にしましょう。
特に、交通に関する制限、施設の休館・閉鎖や入場制限などの情報は、現地の公式のwebでないと、正確かつ最新の情報は得られません。特に、コロナ禍においては、ワクチン接種証明の要否も要調査です。
これを間違えると、「行ってみたけど、一時閉鎖されてて入れなかった」という残念な事態になりえます。
公式情報は、ほとんどの場合ガイドブックよりも詳しいです。しかも、常に最新情報がチェックできます。さらに、個人の旅行記やSNSの情報よりも信頼性が高いです。
現地の公式web情報の確認を強くおすすめします。
現地web確認方法の例
例を挙げましょう。
ドイツまでルフトハンザ航空で行って、ミュンヘンを起点に鉄道でノイシュヴァンシュタイン城に行くケースを想定します(仕事というより観光ですが)。
この場合、事前に調査すべきは以下の情報です。
- ドイツの国としての公式情報
- ルフトハンザドイツ航空の公式情報
- ミュンヘンの都市としての公式情報
- ドイツの鉄道会社の公式情報
- ノイシュヴァンシュタイン城の公式情報
順に見て行きます。
<ドイツの国の公式情報>
主要な国では、政府の観光局の公式サイトがあります。重要な情報が記載されている場合もあるため、目を通しておきましょう。ドイツの場合はこちらです:
https://www.germany.travel/en/home.html
また、日本人向けには、日本にあるドイツ大使館の情報も見ておくと安心です。
<ルフトハンザドイツ航空の情報>
航空機を使う場合、事前に必ず航空会社のwebを確認しましょう。フライトの欠航や遅延に関する情報、空港でのチェックインの際の注意事項(時間や荷物の制限など)は、最新の情報をチェックしないと、大変なことになる危険性があります。
https://www.lufthansa.com/jp/ja/homepage
<ミュンヘンの都市の情報>
主要な都市では、自治体としての公式webもあります。都市に特化した情報が得られます。やはり、緊急事態にかかわる注意事項がないかチェックが必要です。ミュンヘン市の場合はこちらです:
https://www.muenchen.de/int/en.html
<ドイツの鉄道会社の情報>
鉄道で移動する場合、時刻表や料金やチケット購入方法の確認が必要です。パスを使う場合、適用条件や範囲も確認しなければなりません。ガイドブックの情報では古いまたは不正確な場合があります。必ず鉄道会社の公式サイトで調べましょう。ドイツの鉄道会社(DB: Deutsche Bahn)のwebはこちらです:
<ノイシュヴァンシュタイン城の公式情報>
どんな施設でも、入場できる時期や条件などの制限がないか、確認が必要です。閉鎖・長期閉館・営業日・営業時間・予約の要否など、間違えると入れません。さらに、アクセス方法が限られている場合も多いです。バスやタクシーについて調べる必要があります。
また、メジャーな観光地では、予約しないと入場できない、または長時間待たされる、所要時間が長い(ツアー形式のみ)というケースがあります。
ノイシュヴァンシュタイン城の公式サイトには、
- チケット購入はオンラインまたは現地
- バスのアクセスの情報
- ツアー形式のみであること
- 来場はマスク着用必須
などの重要な記載があります。(2022年8月時点)
私が訪問したのは2017年でしたが、オンラインでチケットを購入しておいたおかげで、スムーズに見られました。現地のチケット売り場には長蛇の列があったのを見て、事前に買っておいた良かったと思いました。
ノイシュヴァンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)のwebはこちらです:
https://www.neuschwanstein.de/
<補足:現地の旅行会社の情報>
行き先によっては、公式な情報の他に、現地の旅行会社の情報が有用な場合もあります。現地発着ツアーを使う場合は、事前に調べるのは必須です。
まとめ:海外渡航の準備での情報収集
海外渡航の準備では、情報収集は欠かせません。見落としがちなのが、現地の公式サイトのweb情報です。特に、アクセスの制限にかかわる情報は、公式サイトでないと正確かつ最新の情報が得られませんので、気をつけましょう。
