学生さんや20代の若い社会人は、海外旅行に行きたいけど、お金が無くて行けない、と言う人もいるかもしれません。しかし、海外旅行は無理してでも行くべきです。お金が無ければ借金してでも、若いうちに行く価値があります。その理由を説明します。
人生の中で20代・30代の貴重な時間を、有効に使ってください。間違えると、歳をとって後悔することになります。
若い年齢での海外旅行に行くべき理由
経験、感受性、思い出、余裕の4つの観点で説明します。
なお、ここでは、国内旅行も海外旅行も本質的には同じですが、海外旅行のほうが、4つの観点のどれも強く効いてくるため、特に海外旅行を想定して書きます。
<経験を活かす>
旅の経験は娯楽だけでなく、人格形成や広い視野での社会勉強にもなります。つまり、自分への「投資」と言えます。投資であれば、長期投資のほうが複利の効果により収益が高くなります。
つまり、旅の経験は、若ければ若いほど、その後の人生に大きなプラスの影響をもたらします。
経験を活かせる期間が長くなるとも言えます。
<感受性の問題>
年齢が若いほうが、感受性が高いため、旅の印象が強く残ります。旅の経験から学ぶものも大きいはずです。
これは小説を読んだり、映画を観たりするのも、若い時のほうが感銘を受けやすいのと同じです。
<思い出の価値>
旅の記憶は、思い出として振り返ることで価値が増す側面があります。
当然ながら、旅の経験が若ければ若いほど、その記憶を、長い期間にわたって振り返ることができます。
逆に、老後に旅をしても(それ自体は楽しいでしょうが)、思い出として振り替えれる時間は短くなってしまいます。
<時間と体力の余裕>
若いうちは、時間と体力に余裕があります。多少の無理もききます。
年齢が上がると、仕事の責任が重くなるため、自由に長期間の休暇をとりにくくなり、旅行に行くのが難しくなりがちです。
また、体力的にも厳しくなります。特に、治安に懸念のある途上国や、自然環境が厳しい国は、年齢が上がるとハードルが高くなります。
旅を老後の楽しみにとっておくのは、意図したとおりにならない可能性があります。
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以上の4つの理由から、旅は、若いうちに無理してでも行くべきなのです。
特に、1つ目の、旅の経験を自己投資と捉える場合、旅をすることが金銭的にも付加価値があるといえます。借金してでも旅に行くべきなのです。
私の海外旅行の経験と反省

私自身は、大学4年生で初めて海外旅行に行きました。それまでは、内向き志向で、海外にもあまり興味がなかったです。
今思えば、大学1年生頃からでも、お金は無くても時間はあったので、アルバイトで稼いで海外旅行にもっと行っておけばよかったと反省しています。
社会人になってからは、ほぼ毎年、1回か2回は海外旅行に行っており、特に20代・30代では可能な限り多く海外に出かけました。この行動指針は、間違ってなかったと思っています。お金はかかりましたが、それ以上の価値があり、仕事にもプラスになりました。今の海外志向のキャリア形成につながっています。
若いうちに旅に出ることの価値は、小説を通して学べることも多くあります。リアルなケーススタディです。「深夜特急」「何でも見てやろう」は特におすすめしたいです。
まとめ
若いうちの海外旅行は、年齢が上がってからの海外旅行よりもはるかに価値があります。お金がたまってからゆっくり行こう、という考え方は捨ててください。時間がもったいないです。
