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海外旅行のガイドブック選びの基準とおすすめ

旅行ガイドブック

海外旅行に持っていくガイドブック選びの考え方、おすすめするガイドブックについて、私の考えをまとめます。20年以上、ほぼ同じポリシーで続けています。

目次

ガイドブック選びの考え方

ガイドブックは、旅の目的・スタイルによって変わるものだと思います。当サイトの性質上、以下を重視します。

旅のスタイルの前提:

  • 教養・知的好奇心を重視。
  • 個人旅行(ツアーではなく自由旅行)を前提。
  • ショッピング、グルメの情報は重視しない。
  • ある程度旅慣れた人向け(初心者向け情報は重視しない)。

このような旅のスタイル・目的を前提とした場合、私がこれまで数十回の海外旅行・渡航してきた経験から、ガイドブックで重要となるポイントを整理すると、次のとおりです。

ガイドブックの重要ポイント:

  • 掲載される都市・場所の選択が適切。
  • ページ配分のバランスが良い。
  • 僻地もカバーしている。
  • 地図が豊富で正確である。
  • 写真が大きすぎない・多すぎない。
  • 国・地域の歴史・文化・産業などの背景の説明が豊富である。
  • 観光スポットだけでなく、街の構造、エリア別の治安や雰囲気も詳しく説明がある。
  • 複数の現地スタッフまたは専門家など、執筆者の信頼性が高い。
  • 出版後 2, 3年以内で情報が新しい

この中で、特に重視したいのは、「写真が大きすぎない・多すぎない」、「国・地域の歴史・文化・産業などの背景の説明が豊富である」という点です。

写真の質と量が充実しすぎていると、現地で現物を見た時の驚きが薄れてしまいます。「写真と同じだな」「写真のほうが綺麗だな」と感じられてしまうのです。

一方で、各国の歴史・文化・産業の説明は、質・量が充実しているほうが旅先に対する好奇心・思い入れも強くなり、旅の記憶を強く残すことができます。教養の深化にも繋がります。

「地球の歩き方」「Lonely Planet」がおすすめ

上記のような知的好奇心・教養を重視したポイントを考慮すると、「地球の歩き方」シリーズ または「Lonely Planet」シリーズ のいずれかをおすすめします。

「地球の歩き方」の利点は、以下のとおりです。

  • 他の日本語ガイドブックと比べて、旅先の文化・歴史にかかわる情報量が多い。文字の説明が充実している。
  • 写真の分量・サイズが適切である。
  • 比較的マイナーな場所の情報も載っている。
  • 巻末で、各国の歴史・文化の説明にページを割いている。

「Lonely Planet」の利点は、以下のとおりです。

  • 英語のガイドブックのため、現地の人に見せながら話ができる。
  • 写真が少なめ、地図も詳しすぎないため、想像力をかきたてられる。
  • 日本語のガイドブックには無い、超マイナーな僻地もカバーされている。
  • 英語の勉強にもなる。

もちろん、旅のスタイル・目的や行き先によっては、他のガイドブックでも良いです。

私は、たいていの場合、「地球の歩き方」を持っていきます。「Lonely Planet」と合わせて2冊持っていくこともありますが、重くなるため強くおすすめはしません。

また、時間に余裕があれば、ガイドブックを一切持たず、現地で収集した情報だけを頼りにした旅も、面白いと思います。自分の旅のスタイルを大事にしてください。

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