英語学習・読書・旅(海外渡航)の3者間には強い相乗効果があるため、相互作用を意識して取り組むことをおすすめします。
ここでは、私の経験を踏まえて、この相乗効果の活かし方を紹介します。参考にしていただければ幸いです。
はじめに全体像を図で示します。

英語学習・読書・旅の相乗効果
英語/読書/旅(海外渡航)の 3者の組み合わせで、以下の6とおりの相乗効果が得られます。
効果をMAXにするため、英語・読書・旅の3つに取り組むことをおすすめします。
どれか 1, 2 個しか興味がなかった人は、好奇心をもって、視野を広げてみてください。
英語 ⇔ 読書 のシナジー

読書 → 英語
読書から得た幅広い知識は、英語力の向上に役立ちます。
英語力の向上に必要なものとして、英語力以前に、論理的思考力、情報処理能力、文章や会話文の作成力、速読力、集中力などがあります。これらは読書を通じて得られます。また、英米文化知識、経済・社会など、英文理解に必要な背景知識も得られます。
英語 → 読書
英語ができれば、洋書が読めます。読書の幅が広がります。
洋書の原書こそ、著者の「生の言葉」が味わえます。翻訳書だと、翻訳者のフィルターを通して再構成された文章になってしまいます。そのため「原書は名著だが、日本語版は悪書」という例も多いです。原書の読書を増やすことをおすすめします。
参考記事: 洋書の選び方・おすすめの洋書
読書 ⇔ 旅行 のシナジー

読書 → 旅行
読書をすれば、旅の予習ができます。旅をより楽しめます。
旅先に関する「古代~近現代の歴史」「産業」「文化や慣習」「自然や地形」などの予備知識があれば、何倍も知的好奇心が刺激され、旅が楽しくなります。旅に出る前に、旅先に関する本を読みましょう。
参考記事: 旅の予習の読書・おすすめの本
旅行 → 読書
旅に出れば、読書にプラスの作用があります。
旅という非日常の経験を通じて、視野が広がり、知的好奇心も刺激されます。読みたい本も増えます。また旅によって感受性や想像力も磨かれます。特に小説を読む時に、物語の世界をより深く想像し、共感できるようになります。
参考記事 (note): 旅に出ることで読書の質が向上する理由
英語 ⇔ 旅行 のシナジー

英語 → 旅行
英語ができれば、旅行の経験の質を上げられます。
旅行前の調査や手配、旅行中の現地人との交流、トラブル対処などは、独力でできると旅の自由度・行動の幅が格段に増します。英語が使えれば、これらが可能になります。
旅行 → 英語
海外旅行は、英語力向上の有効な手段です。
海外に行けば、リアルな英会話の実戦訓練が可能です。また、自分の英語力の理想と現実のギャップを認識させられるため、英語を勉強するモチベーションが上がります。
参考記事: 英会話の実戦訓練に海外旅行を活用しよう
キャリア・仕事への活用
上記の英語学習・読書・旅行(海外渡航)は、次のような形で、キャリア形成や仕事に大きく役立ちます。
英語 → 仕事
- 英語ができれば、外国企業や外国人との協業など、仕事の選択肢が広がります。
- 転職も含め、処遇の改善も期待できます。
読書 → 仕事
- 読書を通じて、ビジネスや技術の知識が得られます。
- 思考力・教養も身につくため、仕事の質も改善できます。
- <参考記事> ビジネス書・学術書の選び方/「読書大全」の活用
旅行 → 仕事
- 海外旅行・渡航の経験を積めば、視野が広がり、異文化理解力が身につきます。
- 海外出張や海外勤務に必要なスキルも習得できます。
- <参考記事> 会社員が海外出張の経験を積むメリットと心構え
まとめ
英語学習・読書・旅(海外渡航)の3者間には6とおりの相乗効果があり、全てキャリア・仕事にも活用できます。
読書→英語→旅→読書→ …のようにループ的な効果の拡大も期待できます。投資で、資産が複利で増えるイメージです。仕事やキャリアへの効果をMAXにするため、相互作用を意識することをおすすめします。