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英語学習ツール選定の考え方

英語学習ツールメイン

国際志向の社会人の学習者を想定して、英語学習ツールの活用方法の重要ポイントを抽出してまとめます。

私がこれまで、英語が苦手だった過去を克服して、海外勤務・英検1級取得などに至るまでに、実際に使用したツール・教材にもとづいて書きます。

目次

英語教材・書籍

市販の英語学習用の教材・書籍の選び方について、共通で言えることがあります。

<正統派のロングセラーを選ぶ>

正統派のロングセラーのものは間違いが少ない」です。堅苦しい、とっつきにくい、くらいの教材は、使ってみて効果が大きかったです。

「猿でも分かる・・・」みたいなコンセプトの、漫画が多かったり、分かりやすさや読みやすさに重点を置いたものは避けたほうが無難です。子ども向けと思ってください。

また、共著者や協力者にネイティブの英語話者がいるかチェックしましょう。純日本人だけで書いた場合、不自然な英語が混ざっている恐れがあります。

<文法と発音は辞書的な本を>

分野別に信頼できる本を揃えましょう。特に、文法と発音については、辞書的に使えるしっかりした解説書を手元に置いておくと安心です。随時参照するためです。

<ビジネス英語の本も>

社会人として英語でキャリアアップしたいなら、ビジネス英語の書籍はみっちり取り組むことをおすすめします。

NHKの実践ビジネス英語のシリーズなどが、高品質で信頼できます。私も愛用しています。

洋書・英語雑誌

<多読訓練は洋書と英語雑誌>

市販の英語教材の書籍だけでは、英文の多読訓練としては全く不十分です。

英文読解の能力とスピードでブレークスルーを果たすには、相当な量をこなす必要があります。私も多読は重視してきました。

洋書と英語雑誌を併用することをおすすめします。ただし、選び方には十分注意してください。自分の英語力に合ったもの、飽きないものを厳選しないと続きません。

英会話

<独学の補完>

英会話の実践訓練は独学ではできません。オンライン英会話や英会話スクールの活用が不可欠です。

ただし、英語の学習は、基本的に独学のほうが効率的で効果も大きいです。独学をメインにして、補完的に英会話のサービスを使うくらいが良いでしょう。

<オンライン英会話の選び方>

オンライン英会話は、多数の業者があるため、無料体験で比較してから決めましょう。

私は DMM英会話とCamblyをメインに使ってきました。DMM英会話は、初級から中級の人が時間をかけて集中的に取り組むのに適しているという印象を持っています。Camblyは、講師はネイティブで、予約無しで使うのがメインのため、仕事が忙しい中級・上級者向けとして優れていると感じています。

<通学制英会話スクールの有効性>

通学制の英会話スクールは、コストや効率の面ではオンライン英会話に劣りますが、直接 face-to-faceで講師と会話できる(また場合によっては他の日本人生徒とも交流できる)という点で、モチベーション維持に優れています。使うなら、低い頻度でモチベーション維持のために活用する程度で良いと思います。私も一時期、ベルリッツ、NOVA、イーオンに行ったことがあります。

映像・アプリ

リスニングの素材として、web上で使える動画が無数にあります。YouTubeでも良質な素材もありますが怪しいものも多いです。良い動画を探すのが大変です。TED Talksのような信頼できるプラットフォームを固定的に使うほうが効率的です。

映画を観るのもおすすめです。1つの好きな作品を繰り返して観ることと、多様な作品を観ることを併用すると、飽きずに効果も得られます。

スマホのアプリでも、有用な英語学習ツールが増えてきました。ただし、アレコレと手を出すと、どれも中途半端になります。紙の書籍でできることは、紙でやったほうが効率的なことが多いです。アプリならではの機能に絞るほうが良いでしょう。発音矯正をするELSA Speakなどは良い例です。私もライフタイムメンバーになって使ってます。

まとめ

仕事で英語を使う人を想定して、英語学習ツールを選ぶ際の考え方について、私の経験も踏まえてまとめました。手を広げすぎず、質の良いものに絞ることが大事です。

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