海外旅行での日帰り現地発着ツアーの話です。参加のコツについて、網羅的に考察してみたいと思います。
これまで数え切れないほど現地発着ツアーに参加してきた記憶を整理して書きます。
現地発着ツアーの失敗・トラブルの例
私の過去の海外渡航の経験から、現地発着ツアーにまつわる失敗・トラブルの記憶をたどってみます。これはほんの一部の例です。
<現地発着ツアーのトラブルの例>
- 良いツアーが見つからず、ホテルと現地旅行会社を行ったり来たりして時間を浪費した。
- 申込みしようとしたら、満席で、1日予定が狂った。
- 著名な現地旅行会社で申し込みしたつもりで、間違えて、隣の怪しい旅行会社でも申込みしてた。
- 多国籍の英語ツアーに参加したかったのに、勝手に「日本人だらけの日本語ツアー」に放り込まれた。
- フリータイムの後、気づいたら置き去りにされていて、自力でタクシーで帰る羽目にあった。
- フリータイムの後、集合場所に似たようなバスが多数あり、自分のバスを探すのに苦労した。
- 一人旅で参加したが、他はほとんどが複数人グループで、ランチのときなど寂しい思いをした。
- 解散時、駅の近くで降りたかったが、申し出を躊躇しているうちに、ホテルまで送られた。
現地発着ツアーの選び方・申込み方法
上記のような失敗をしないために、現地発着ツアーへの申込みの要否、ツアーの選定にあたり、次の点に注意すると良いでしょう。
<現地発着ツアーを選ぶ際の注意点>
- まずガイドブックやwebの口コミで事前調査する。「現地ツアー参加」「自力で行動」のどちらが良いか調べる。(安全性、コスト、公共交通機関の有無や頻度から)
- ツアーに申し込む場合、日本(web)または現地のホテル・旅行会社窓口のそれぞれで申し込み可能か調べる。
- 時間の節約のため、日本で申し込んでおくのも良い。たいてい旅行会社のwebで簡単に申し込みが可能。
- 現地申込みの場合、ホテルや旅行会社の窓口を見て回る。「地球の歩き方」などガイドブックに載っている旅行会社は安心できる。ホテル窓口もリスクが小さい。
- 申込書の記載事項をよく確認する。料金、行く場所、昼食の有無など。
- ガイドブック等で相場を調べておき、類似のツアーが複数ある場合、注意深く比較すること。
現地発着ツアーへの申込みにあたっては、注意事項は次のとおりです。
<現地発着ツアー申込み時の注意点>
- ツアーの行程を細かく確認すること。昼食の場所とメニュー、集合/解散の時間・場所(変更は可能か)、英語のガイドはつくのか、バスや車、船の種類、など。
- キャンセル条件、参加者は何人くらいか、申込みにかかわる条件も確認すること。
現地発着ツアーの楽しみ方・効用
現地発着ツアーに参加する利点は以下のとおりです。これらを意識してツアーを活用すると有意義な時間が過ごせます。
現地を深く楽しむ+情報収集
たいていはガイドがつきます。ほとんどのガイドは、当然ながら現地のことに詳しく、また親切に説明してくれます。少し質問すれば、たくさん答えてくれるでしょう。
ツアーで行く場所のことだけでなく、ガイドの個人的な身の上話や、旅先の国・都市の状況に関することも聞いてみましょう。ガイドブックには載っていない、現地の生の情報が得られるはずです。
他の旅行者との交流
現地発着ツアーには、色んな国からの旅行者が参加します。日本人の参加者もいるかもしれません。自分と似た境遇の旅行者と話すのは楽しいものです。特に一人旅の場合、こうしたツアーで人と会話をしたほうが精神衛生上も良いでしょう。
また、旅行好きな日本人の友達ができるチャンスでもあります。積極的に声をかけて見たら良いでしょう。
英会話の実戦訓練
英語学習者にとっては、現地発着ツアーは、英会話の実戦訓練として適しています。英会話スクールやオンライン英会話は、あくまでレッスンであり、擬似的な会話にすぎません。しかし、現地ツアーでは、本物の英会話が求められます。しかも、失敗を恐れる必要はありません。
現地発着ツアー中の注意事項
ツアーに参加中、特に注意すべき事項を挙げておきます。
<現地発着ツアー参加中の注意点>
- フリータイムでは、集合時間と集合場所を間違えない。不安があればガイドに確認すること。解散場所と再集合の場所が違う場合もある。
- 迷子にならないようガイドや他の参加者の顔・服装を覚えておく。特定の人を2, 3人マークしておくと良い。自分の存在をガイドや他の参加者に認知してもらう。他に日本人がいれば安心。
- 似たバスが多い場合、間違えないよう、バスの写真をとっておく。
- 持ち物の紛失に注意。
- 体調管理に注意。ミネラルウォーターは十分に確保する。
まとめ:現地発着ツアーの参加方法
現地発着ツアーは、コストや安全性を考えて、日本での事前調査、現地での調査をしっかり行う必要があります。ツアー中は、トラブルに注意しながら、ガイドや他の旅行者との会話を楽しむなど、有意義な時間をすごしてください。
